スピリテックの持つ強みは、いうまでもなく個々のメンバーが有する豊富な知識と経験をベースに、チーム全体で生み出す技術力です。しかし、わたしたちは技術力を単に開発言語やハードウェアを駆使する技術に関する能力とは考えていません。
あなたがシステムを通じて何か新しいもの、いまよりも使いやすい「体験」を作りたいと考えているとき、あなたの言葉や思いをどう実装するかを考え抜くこと、そこで求められる技術の言葉をわかりやすい言葉に置き換えて、あなたとコミュニケーションを取りながら、確実にシステムに落とし込むこと。そうした、ビジネスにおいてごく当たり前の部分にこそ、わたしたちの技術力があらわれます。
多くのお客様から継続してお取り引きをいただいているスピリテックの強みをわかりやすく説明すると、以下の3つにあると、わたしたちは考えています。
スピリテックのエンジニアは、いずれも複数の領域において専門性の高い知識と開発経験を持っています。特に堅牢性や冗長性などのアベイラビリティ、ユーザ数の急増やピークタイムにおけるアクセス集中に耐えるスケーラビリティが求められる大規模なネットワーク上のシステム開発はわたしたちが得意とするところです。
わたしたちは単に要件として与えられた機能を実装するだけの仕事は行いません。サーバとデータベースとUI(User Interface:ユーザインターフェース)をどう構成するか、必要なハードウェアやネットワークのスペックはどの程度か、PC・モバイルのほかマシン・ツー・マシンのデータ連携も含めて、システムが作り出すサービスの全体像をとらえ、それがほんとうに実現可能かどうかを高い精度で予測するところから仕事をはじめます。
技術的に困難な部分、運用において問題が生じやすい部分があれば、開発前にそれをお客様に伝えたうえで、より堅実なアプローチを提案いたします。
お客様が必要としているのはシステムそれ自体ではなく、そのシステムが生み出す『未来』のはず。わたしたちは、よりよい『未来』を提案するための労を惜しみません。
スピリテックたちが手がける開発業務はその要件により様々な開発環境が求められます。わたしたちは小さなチームによるきめ細かな意思疎通が生み出す機動力を最大限に活用するとともに、開発品質を高いレベルで保つために、各開発環境に合わせて標準開発ルールを定めています。
たとえばWebサービスにおいては、大部分の場合、以下のようなパターンを実装することで開発することができます。
- パラメータを取得し、評価する
- ビジネスロジックを実行する
- 画面を表示する
このパターンにおいてはビジネスロジックを入れ替えることで入出力を適切に取り扱うことができるとともに、プログラムコードとデザインを切り離すことで、必要に応じて専門性の高い外部のデザイナーと連携し、ビジュアル的にも優れたシステムの開発を可能にする柔軟性を持たせています。
わたしたちはこうした開発の標準化を通じて品質向上と同時に「開発の迅速化」、「ドキュメントベースの開発工程の均一化・可視化」に取り組むことで、お客様のビジネスのいち早い構築を実現するとともに、安定した稼働を実現します。
新たなサービスの立ち上げ、既存のシステムのリプレース、いずれの場合も開発費やランニングコスト、既存のシステムやネットワークに依存する制限、システムリリースまでの時間など様々な制約条件が存在します。わたしたちはそうした制約条件を十分に理解した上で、常によりベターなものをご提案できるよう、ビジネスベースで発想することを常に怠りません。
伝統的なシステム開発会社で見られるシステムエンジニアとプログラマーといった役割分担をわたしたちは取っていません。一人一人がビジネスをシステムのロジックに落とし込む能力を持つとともに、それをコードとして組み立てる能力を持っています。このため、開発プロジェクトの初期の段階から技術力をベースにした効率的なアプローチを行うことが可能です。
技術力のある少数精鋭のメンバーによる組織運営は個々のメンバーのスキル向上に十分な投資を行っているにもかかわらず、大きな企業に比べて組織を維持していくためのコストが少ないがゆえに、価格競争力のひとつの源泉となります。ただし、わたしたちは自らの技術に自信を持ち、単に価格的な安さを打ち出すことはしておりません。単に開発費だけを比べた場合、わたしたちよりも高い企業も安い企業もあると思います。そうした中で、わたしたちは必要なシステムを必要なときに、求められる以上のパフォーマンスを持ったものとして提供することを心がけています。
これにより、スピリテックを選ばれたお客様はトータルで見た場合のシステムのROIを最大化することができるはずだと自負しています。